(快適な飛行機のたびをするヤンバルクイナとカカポ、しかし少しの揺れで気持ち悪くなり取り乱し始める)

ヤンバルクイナ「このままよ、この飛行機が地上に突っ込んだらどうなるのかって考えた事ねえか?」 

カカポ「俺の事がよくわかってきたじゃねえか、こう見えても繊細なところがあるからこのまま突っ込んだらどうなるかってのは常に考えてるねえ。」 

 ヤンバルクイナ「俺もよ、常に最悪の事態を想定するのが癖になってるぜ。」

カカポ 「お互いもっと楽観的にいきたいもんだねえ。こんなときとっておきの楽しい話は無いのかい?」

ヤンバルクイナ「今思いついた話だがよ。墜落したときの衝撃でシートベルトで体が切断されるらしい。」 

カカポ「、、、お前らしいじゃねえか、苦しいときに更に最悪な話をすればふと我に返ったとき今の状況が昼下がりのコーヒーブレイクのように感じられるってことだな。」

ヤンバルクイナ 「おう。だからシートベルトに毛布を挟んでおくことを強くすすめるぜ。」 

カカポ「、、、毛布が入らねえ。」 

ヤンバルクイナ「ちっ、デブが、モタモタしやがって。あと脚もそのまま伸ばしておくと墜落の衝撃で外れた座席に潰されて切断だぜ。」 

カカポ「マジかよ。しかしあれだな、デブが脚あげるってゆうのはなんかこう残念な体勢だな。」 

ヤンバルクイナ「だな。デブの癖になに脚上げてるんだってゆう視線が痛いよな。」 

カカポ「ほかにはなんか無いのか?」 

ヤンバルクイナ「あるぜ。お祈りさ。」 

カカポ「誰に?ってゆうかお前なんか宗教は入ってるのかよ?」 

ヤンバルクイナ「いや、まだ入ってない。」 

カカポ「俺も入ってないぜ。しかし宗教に入ってないのにどこの神様に祈ろうってんだ?都合よく祈ってる姿を上から笑われるのが落ちだぜ。生命保険と一緒でピンチになってから簡単に入れるもんじゃねえんだよ。」 

ヤンバルクイナ「確かに普通の宗教にはすぐには入れねえ。入れたとしても新参者はすぐ助けてくれないだろう。そこでだ、一つだけ方法がある。空飛ぶスパゲッティーモンスター教だ。」 

カカポ「お前、飛行機のゆれでおかしくなったのか?スパゲッティはさっき食べた機内食だろうが。」 

ヤンバルクイナ「ああ、確かに機内で食べるスパゲッティは格別だ。しかし空飛ぶスパゲッティーモンスター教はれっきとした宗教なんだぜ。」 

カカポ「なんだよその宗教は。入会したらおいしいスパゲッティのお店の情報を教えてくれるってのかい?」 

ヤンバルクイナ「そんなもんだ。もっと簡単に言うとこの世界や生物が生まれる過程で何らかの意思が関わってたとするインテリジェントデザイン説に対抗するために生まれた宗教で、なんらかの意思と不明確に表現するなら、それがミートボールを抱えたスパゲッティでもいいじゃねえか!ということで生まれた宗教だ。今のおれとお前にぴったりじゃねえか。最近生まれた宗教だからキャンペーン中で誰でもすぐに入れる。」 

カカポ「なるほど。状況が少しはましになるってわけか。俺は入るぜ。」 

ヤンバルクイナ「アイムイン。この俺がとうとう宗教にはまる事になるとはな。」 

カカポ「そうと決まれば早速お祈りだ。お祈りの方法は?」

ヤンバルクイナ「さっき昼食でスパゲティを食ったし、初めてだからそれで十分だろう。」 

カカポ「そんな簡単でいいもんかねえ。しかしスパゲティーモンスター教に入ってから気のせいか機内がミートソースくさくないか?」 

ヤンバルクイナ「そう言われてみればそうだな。アッ!!お前は!!」 

(突如空いていたはずの中央側の席にスパゲッティモンスターが現われた)

スパゲッティモンスター「うぃっす。入会ありがとう。私がスパゲッティモンスターだ。」 

カカポ「とうとうでやがったか!」 

スパゲッティモンスター「やれやれ、神様にそれはないでしょう。まあニューフェイスだから許してやろうかな。」 

ヤンバルクイナ「あんたがこの世界を作り上げたってのか、、、」

スパゲッティモンスター「そう。私がすべて作り上げてきたのさ。最近みんなもやっとその事実に気づいたようでね。オランダでは最近公式に宗教として認められました。」 

ヤンバルクイナ・カカポ「オメデトー」 

スパゲッティモンスター「うんうん。軽いノリも嫌いじゃないさ。タバスコは少なめにしろよ。胃によくないぜ。おっ、ちなみに今救ったからね。君達の未来を」 

ヤンバルクイナ「、、、なあスパゲッティモンスター。入会したんだからさ、ちょこっと創世記の話でも聞かせてくれや。」 

スパゲッティモンスター「ソーセージ?なんつって。冗談冗談。創世記ね。あれはさ、ちょっと悲しい夜だったね。私は落ち込んでいてお酒をちゃんぽんで飲みまくっていたんだ。」 

ヤンバルクイナ「それで?」 

スパゲッティモンスター「そうなんだ。次の日二日酔いでさ、まずイタリアが出来た。」 

(カカポ・ヤンバルクイナ内緒話)

(カカポ「おいおいこいつ大丈夫か?」 )

(ヤンバルクイナ「飲み屋の常連でよくいるタイプだな。調子に乗せないほうがいい。」 )

ヤンバルクイナ「おいスパゲッティさん。俺らもさ。ボランティアで入会したわけじゃないんだわ。」 

カカポ「喉が渇いたな。こういうときは、、、」 

スパゲッティモンスター「、、、ミルクでも飲むか?」

ヤンバルクイナ「いやいや違うでしょうよ。こういうときはトマトジュースでしょ。ね。神様なんだから気を利かせてよ。」 

(スパゲッティモンスタートマトジュースを出す。)

スパゲッティモンスター(小声)「なぜこちらがホストなのか?最近はみんなこうなんだろうか?私の見た目が原因なのか、、、」

ヤンバルクイナ「あとタバスコもちょうだい。トマトジュースにかけるから。」 

スパゲッティモンスター「むむっ。タバスコは胃に悪いって教えたでしょうが!!」 

カカポ「じゃあ俺は辞めるわ。タバスコ節制までして入りたい宗教じゃあないなあ。」 

ヤンバルクイナ「ああ。タバスコ教に変更するぜ。」

タバスコ神「オス!入会おめでとう。長生きより刺激のほうが大切だよ。」

スパゲッティモンスター(小声)「くっ、このままでは私の計画が、、、」
スパゲッティモンスター「ちょ、ちょっと待ってよ。考え直さないか?俺パスタが美味しいお店知ってるんだ。」

カカポ「やっぱり美味しい店押してくんのかよ、、、」

ヤンバルクイナ「なあ、スパゲッティよ。そんな事じゃなくてさ、この飛行機の揺れをどうにかしてくれや。気分が悪いんだよ。できるだろ?ん?」

スパゲッティモンスター「え、ちょ、ちょっと物理的なことは、、、自分柔らかいんで」

カカポ「でもしっかりしたアルデンテなんだろ?つっつくか?ん?」

ヤンバルクイナ「もういいよカカポ。ツイッターでコイツが何もしねえってことを拡散してやろう。今回はそれで許してやろうじゃねえか。」

(スパゲッティモンスター涙目になる)

スパゲッティモンスター「やめろよ!そんなことしてお前らになんの得があるってんだ!!スカーレット・ヨハンソンやシーローグリーンもフォローしてくれてんのに!!」

ヤンバルクイナ「そうか、ならじゃあ洗いざらい喋ってもらおうか!!」

スパゲッティーモンスター「そっ、それは、、、」
スパゲッティーモンスター「、、、仕方ない。私は勝手に作られたただの象徴さ。具体的な行動は出来ないやわらかい存在。それが私。最初は画期的なことだと浮かれていたんだ。しかしフタを開けてみればどうだ。私はただの広告塔。ただ踊らされてるピエロだったって訳さ。しかし来る日も来る日も酒に溺れて気がついたんだ。世の中には様々な宗教があり様々な教義がある、しかし世界のどんな国のどんな人種も笑顔に出来る行動はなんだ?それは食事だ。スパゲッティを食べる事だ。」

カカポ「そうか。あんたにはあんたなりの考えがあるってことなんだな。」

スパゲッティー「今の私の目標はおいしいスパゲッティーについての知識を広めて一人でも多くの人を幸せにする事だ。」

タバスコ神「ひとりで無理すんなよ。」

ヤンバルクイナ・カカポ・スパゲッティーモンスター「タバスコ神!!!」

ヤンバルクイナ「やれやれ。今日のスパゲッティーは少し塩味がキツイぜ。」

終わり